都々逸

2012年4月

キスをしようか裸で添うか それで済むならいくらでも(Twitter企画・fake75)
触れたご縁を結べぬままに離れ5度目の春が来る
朝の別れは死ぬより辛い 殺し合うのを望む夜
開く花より色づくあなた 飲めや飲め飲め花見酒(Twitter企画・花詠み75)
3000日ほど隣にいます 共の花見は九度目です(Twitter企画・花詠み75)
盛りの桜に両目を細め飲むのは桜花吟醸酒(Twitter企画・花詠み75)
嘘も本音も併せて包む今も忘れぬその笑顔
打たれ慣れない自分を守る傘と靴先濡らす雨
白く微笑む春告げ草に酒を飲ませて染める夜
あなたを素敵に映したシャツの色に女の影がある
Excel打ち込む背中と肩を覗き見るなり水曜日
春の陽気とその微笑みでもっと咲きます恋の花
制服姿も嫌いじゃないがジャージのほうこそ君らしい(Twitter企画・歌詠み75「制服姿」)
桜が咲いたらどこまで行こう 君と二人で春を連れ
触れた空気でさえ愛しくて主の背中についていく
あなたの噂が夜風に乗って飛んで聞こえる水曜日
会えぬ月日がまた重なって幾度越えたか木曜日
いつの間にやら一升瓶の底に届いた土曜夜
紺のネクタイ昼間の顔を思い浮かべる午後10時(Twitter企画・ネクタイ和歌)

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