短歌
2012年9・10・11月
この恋はひとつの世界でした さあ異世界までの道はあるかな(Twitter企画・poem24「世界の終わり」)
折り畳み簡易ベッドに横たわり待つ15日ぶりのまなざし(Twitter企画・漢字二十四「易」)
お月さま恋を叶えてお願いとクロワッサンに願いを込める(Twitter企画・パン詠み)
目の前に行かない声は聞こえないその距離感で今日も見ている(お題「盗み見る})
ドーナツを五つ食べたらとりあえず帰れるような予感がしてる(Twitter企画・ドーナツ詠み)
甘いのは好きですか じゃあドーナツとチョコと飴ならどれが欲しいの(Twitter企画・ドーナツ詠み)
そこからは勇気を出して見せるからこっち向かせてこっちを向いて(Twitter企画・poem24「神様の1アシスト」)
揚げるとき油は鍋にたっぷりと 飲ませたらすぐ死にそうなほど(Twitter企画・ドーナツ詠み)
例外はないということ 明日は来る 来なくなるまで朝日は昇る
夫婦なる呼び名ひとつに寄り添いて夕日の色を浴びる六畳
「会いたい」も「会いたくない」も伝わらず消えていくのでどちらも同じ
はじめての言葉に酔っていたみたい 揺れる背中に触れた昨晩
ひとりよりひとりのみんなになりたくてシングルベルってつぶやいてみる
満ち足りているあなたの私生活に余分な添加物なる私
階段を下ってRPGの世界へ 僕らにロールはあるか(Twitter企画・book75「選ばなかった冒険」)
「次はいつ会える」と共に飲み込めず口の端から垂れて溢れた
言いにくいことだけどその太ももを見てるといつもかじりたくなる
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