短歌
2012年3月
うまいこと返せなかったあの世間話を何度もやり直す夢
ことことと野菜のスープ作ってる 誰のためでもなく胃のために
2時間と36分ほど君のこと考えて眠りに落ちた
シャーベットカラーの服を選んでる私は恋をしているようだ
月並みな言葉でしたがそれでいて耳の深くに残っています
本文に「好き」の2文字があるものは全部移します恋文フォルダに
いるはずの時間に行っても出会えない彼は絶滅したんでしょうか
卒業が潮時なんだと思うけどごめんやっぱり君が好きです(Twitter企画・ポエム24「卒業」)
手袋を外した君の左手を包み歩んでいく梅並木(Twitter企画・ポエム311)
激しさはありませんけど本日も緩くあなたを愛しています(Twitter企画・ポエム311)
コットンの春色スカートひるがえし明日あなたに会いに行きます(Twitter企画・ポエム311)
笑い合い食べて遊んで明日からも春夏秋冬一年巡る(Twitter企画・歌詠み311)
恋をしていると気付いた(恋をしている)(恋をしている)(恋を)(恋)
会えるかもしれないと思う午前9時赤信号に縁がない朝
気が付いて右手を挙げて合図して笑ってくれればそれでいいので
マッキーが恋とか恋とか歌ってるころに私は恋をしていた
肋骨に触れたその時雷がなった バッグで光る携帯(Twitter企画・縛り短歌「かみなりが」)
今晩の夢で笑ってくれるならホワイトデーはそれでいいです
先月にひとりでいると決めたからホワイトデーは三倍ひとり
夕飯を作る女になれなくてまずは今夜のオカズを目指す
服越しにぎゅっとしてきてあたためてくれる日がある 夢の中では
佐藤さんとか鈴木さんとか佐々木さんに縋ってみたい週末
「嫌だ」とか「嫌です」とかじゃなく二文字「やだ」って言うな可愛すぎるよ
息切れと動悸がひどくなりました薬にならないあなたの写真
時々は恋をしないと潤いが足りなくなって涸れるいろいろ
青空に飛んで飛んで飛んで飛んでファールゾーンに切れた初恋
どうしても君に会いたい夜がある 蒼天伝が重く染み込む
要するに好きってことだ ぐだぐだと増やす字数の紡ぐ結論
大好きよ 電話取るとき無意識に15度低くなる腰周り
恋すると綺麗になるってよく言うし実際なったが5万かかった
カシグレと制服モノが好きだってことは知ってる あとは知らない
口承の物語など話してる 言いたいことは別にあるのに(Twitter企画・歌詠み75「こうしょうの」)
交渉のために日本酒煽ってる 酔っていなけりゃ好きとも言えない(Twitter企画・歌詠み75「こうしょうの」)
交渉の余地もないなあ バッグからピンクのリップが出てきちゃったし(Twitter企画・歌詠み75「こうしょうの」)
幾千の思いが募る様それは宇宙水槽 星が揺れるよ(Twitter企画・ポエム24「宇宙水槽」)
口角が上がって白い歯が見える ただそれだけで息が苦しい
微笑んで嘘をついてる 今夜には膝を抱えて後悔をする
「また今度」の「今度」は来ぬか 学校の門が後ろに走って行った(Twitter企画・実話短歌)
脳みそのあなたが「重い」と言ったからハートの形のチョコはあげない(Twitter企画・実話短歌)
緊張が耳の先からくるぶしの先まで走り膝が痛んだ
お似合いのゆるふわ女の手を離しあなたはあなたを愛するべきだ
始まりを捕らえられないこの恋に赤いランプは点りもしない(Twitter企画・aiko縛り短歌)
「まんずほれ、こっちゃ来てねまれ」柔らかいあなたの声に休まる心
炊飯器でセックスができる世の中になればあなたを諦められる
回す手を少し緩めて下る坂 飛んでもいいと思っていました
Copyright(C)201x your neme All rights reserved. designed by flower&clover